人体の陰陽空間幾何対称モデル
陰陽モデルは時間の変動だけでなく、空間構造の理解にも用いられる。人体という微視的な空間尺度では、古典は非常に整った幾何学的区分を示しており、本稿ではそれを「人体の陰陽空間幾何対称モデル」と呼ぶ。人体全体を陰陽システムとして見るとき、その中心的な幾何学的対称点・境界点として臍、すなわち神闕穴を置く。 本稿の第一原理は**「幾何学的中心を基準とするトポロジカルな空間分割」**である。木を例にすると、根の深さは地上部の高さに劣らず、木もまた天と地の気が交わる位置にある生物として捉えられる。 人体では臍を水平軸の基準とし、上を陽、下を陰、前面(腹)を陰、後面(背)を陽、外側を陽、内側を陰とする。こうして三次元のトポロジカルな対称座標系が形成される。地表に現れた木の根元を、その木の「臍」にたとえることもできる。 古典的な区分では、この幾何分布に「重ね合わせ」の発想を適用し、身体上の任意の点の陰陽属性を推定する。たとえば人体上部・後部・外側にある点は、「陽中の陽中の陽」と表現できる。