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人体にはいくつの「海」があるのか――『鏡経』の全身交換ネットワーク

第五輯の最後、〈通天〉は一連の「海」によって前の分散した系を結び直す。

三焦は気の海、脈道は血の海、胞絡は精の海、脳は志意の海、骨は髄の海、経絡は真気の海、溪谷は津液の海、節は筋の海である。

一つの固定分類ではなく、異なる層ごとに会聚・交換中心が設定されている。

「海」の核心は大きさではなく会聚

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海には多くの流れが集まり、そこから新しい循環が生まれる。

三焦は気を集め分布し、脈道は血を載せ、胞絡は精に関わり、溪谷は津液を集め、節は筋の運動網へ接続する。

したがって「海」は単一の解剖腔というより、機能的な合流層に近い。

衝脈・陽明・帯脈・督脈も入る

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続いて、

衝脈は経脈の海で、溪谷へ滲灌し、陽明と宗筋で合する。陽明は五臓六腑の海、十二経の長で、宗筋を潤し、帯脈に属し督脈へ絡う。

と述べる。

前四輯の衝任督蹺と溪谷が再び全身網へ戻る。

『鏡経』は奇経、十二経、臓腑、津血を独立章へ切り離すのではなく、繰り返し交会関係を作る。

最後に、

六経が波蕩し、糾纏往復するのは、皆海気の司応、高下出入、寒熱傾移による。

と述べる。

「波蕩、糾纏、往復、高下、出入、傾移」はすべて動態語である。

六経変化は六本の線が各自揺れるのではなく、複数の海の交換が経脈へ表現されたものとして描かれる。

そして次の問いが生まれる。これほど複雑な全身交換網で、脈診時に変化位置をどう知るのか。

『鏡経』の答えが二十七候である。

次篇から高解像度の脈診座標へ入る。