司天・在泉と上半期・下半期の気候
『外経微言』は、天地の気は常に交感しており、司天はおおむね上を、在泉はおおむね下を管するが、両者を完全に二分してはならないとする。
この考え方は、天地の気が連続的に作用するというモデルにより合う。またこの枠組みでは、地から生じる味や薬食の性質が、その年の在泉によって変化しうるという説明にもつながる。
さらに『至真要大論』の司天病・在泉病を詳しく読むと、次のような傾向を見いだせる。司天の病は、天地気交の境界として扱われる臍より上の症状に集中しやすい。在泉の病は下焦・四肢に集中しやすいが、気が上衝すれば上焦へ達することもある。
以下は『外経微言』による司天・在泉の病の要約である。
司天の病を治す: 邪は上から受け、病は心肺、経絡、気分に多い。
在泉の病を治す: 邪は下から受け、病は肝腎、胞宮、血分に多い。