月相における四象変化モデル
四象モデルは太陽放射の周期だけでなく、月が地球を周回する過程にも顕著に投影されると本稿は考える。これが「月相四象変化モデル」である。新月から満月へ向かう盈と、満月から欠けていく虧は、自然界におけるもう一つの周期的な介入源として扱われる。 人体や動植物の大部分は水分子から成る。月の重力が四象周期に沿って変化することで、生体内の液体抵抗、気血の圧力、神経伝達物質の分泌などに周期的な揺らぎを与えるという仮説を立てる。 このモデルの古典的根拠として『素問・八正神明論』が挙げられ、月相の違いに応じて人体の血気が変化する記載がある。本稿ではさらに、満月時に人の情緒変動が大きくなり、海亀や海洋生物の繁殖、植物の開花などが集中するという現代的観察を関連づける。また下弦月を少陰、すなわち秋に対応する位相として捉え、植物のエネルギーが葉の成長から根への沈潜へ移る転換期になぞらえる。