天干十日五行時間周期モデル
五行モデルは一年360日の宏観尺度に拡大できるだけでなく、日単位のより細かな周期へ縮小することもできる。本稿ではこれを「天干十日五行時間周期モデル」と呼ぶ。古人が時間軸上で十天干を用い、五行の微細な変動を記述する枠組みである。
本稿ではその第一原理を「十進的な天体エネルギー共振周期の分割とパッケージ化」と表現する。十天干(甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸)を二つずつ組にし、五つの陰陽ペアへ分ける。甲乙は木、丙丁は火、戊己は土、庚辛は金、壬癸は水に属し、各組が二日ずつを担当して十日で一つの五行小周期を形成する。この十日周期は古代の時間計算で重要なパラメータとなる。 ただし、甲と乙はともに木に属していても陰陽属性は異なる。古典医学の音律論では、甲と乙を同じ角音系の異なる高低・周波数状態として扱うという見方もある。伝承されてきた「子午流注」鍼法の十干支に応じた開穴順序も、この十日循環に深く関係すると本稿では考える。