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桂枝の「枝」という形と上下の気の交通

桂枝を形態学から読み直す。「枝」は交通、分岐、通路、気の往来を象徴する。桂枝を解肌発汗薬だけとみなすと、上下、内外、三焦、肺腎の間で気機を交通させる能力を見落とす。

桂枝の「枝」という形と上下の気の交通の図
桂枝の枝形を、上下・内外・三焦・肺腎の気をつなぐ通路性の手がかりとして読む。

枝の形は連結を意味する。桂枝は上下の気、肺腎の気を通じ、中焦を補い、三焦の気を通すと解釈できる。吐吸、利関節、喉痺など『本経』の記述は、傷寒条文の症状だけでは完全に対応しにくいが、『内経』の生理と枝形の通路性へ戻ると、共通して気道交通を指していることが見える。

利関節、喉痺などを標象とし、枝形通路・上下内外の気を通すことをより根本的な稟賦として分ける。これにより桂枝方群が複数の層位に現れる理由も理解しやすくなる。