AIによる古籍因果抽出の補助法
AIで本草古籍を整理する方法を繰り返し示してきたが、要点はAIに医者を置き換えさせることではない。古人の因果推論を抽出する補助に使うことである。本草で最も重要なのは「この薬は何を治すか」ではなく、「著者は何を根拠にそれを治せると推したのか」である。
基本方法は古籍の段落を三欄、原因・推論された結果・薬物例へ分けること。原因は括弧、注釈、経典引用に隠れ、結果は効能、主治、症状として現れる。AIの任務は文章の流れに埋もれた推理鎖を、可視化・校正・追跡できる矢印へ変えることである。
『本草求真』を対象に、全書を読んだ後で各段落の原因と結果を抽出し表にするようAIへ指示することもできる。こうすれば黄宮繡の思路、すなわちどの推論が臓腑、六淫から来て、どれが単なる病理タグなのかを素早く見分けられる。